アボリジニには、"Dreamtime" あるいは "Dreaming"と呼ばれる、祖先たちから受け継がれてきた物語がある。
Dreamingは、人間が生まれる前に起こった神話的物語だけれど、
同時に、今この瞬間も起こりつづけ、未来へつづいている。
時間を超越したDreamingは、はるか昔に起こった天地創世神話でもあり、
Dreamingによって世界は維持され、継続され、
草木が生え、大地に恵が与えられ、いのちは紡がれていく。
Dreamningにはっきりとした定義はない。
世界中の学者たちがどれだけ議論しても、いまだに解っていない。
アボリジニ自身も、個人や地域によって解釈が異なるからだ。

ただ、共通して言えるのは、Dreamtimeは創世神話に留まるものではなく、
いまを生きる自分たちと密接に関わっていて、
アボリジニにとって大切な、そして空気のような存在で、概念であるということ。
私たちにとってはどこか遠い世界のことかのようにも思えるけれど、
きっと誰もが同じようなものを持っている。


言葉にできなくて、概念すら掴みきれない、
でも自分にとって大切な感情や、思い出、
いつもどこかで、自分を支えて、そして生きる原動力を与えてくれるもの。
失うことができないもの。
  

Art direction, photo/ Fukamachi Remi(深町レミ)
Hair, make up/ Kon Natsuki(こんなつき)
Model/ Ken Alexandar Ishii Milovanov

border

Leaves No.2

  • Size: 60x30cm
  • Material:
  • acryl on canvas
  • ¥185000- / 送料込み

【Gloria Tamerre Petyarre】
1945年頃、オーストラリアの中央砂漠、Atnangkereで生まれる。
政府が定めたアボリジニコミュニティ・Utopiaに強制移動させられた後、
コミュニティの女性の経済的自立、そしてアボリジニのアイデンティティの回復のため、ろうけつ染め制作の指揮を執る。

1999年にWynne Prizeほか、多数受賞。個展開催をはじめ、オーストラリア国立美術館などのオーストラリアのギャラリーで活動しており、2008年には大阪国立国際美術館で行われたアボリジニアート展「エミリー・ウングワレー展」のゲストとして来日した。


彼女の絵画には、葉、そして儀式で女性の身体に施されるボディペイント、鉛筆糸 、 豆 、 エミュー 、 マウンテンデビルトカゲや小さな茶色の芝生などの、Dreamtimeの物語が見られる。
曲線で満たされた明確なセグメントが美しく、抽象的かつ明るい色使いが特徴。

    
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