Story,


冷えきった手を、温めてくれる誰かがいるというのは、この世でこの上なく幸福なことだと思う。


誰かとなにかをすることーそれはつまりスキンシップを差しているのだがー
わたしにとって至上のそれは、ハグでもなく、キスでもなく、セックスでもなく、
手を繋ぐことだ。


言ってしまえば、キスやハグやセックスは、好きな人じゃなくたって、できてしまうのだ。
わたしはそんなこと、しないけど。
でも、いまはそんな世の中だ。
好きでもなくたって、ちょっといいな、なんて思ってそれでいてお酒が入っていれば、みんなする。
というか、できる。


でも。手を繋ぐこと、は違うのだ。
そこには滲み出る愛があって、繋がれた手を包む愛がある。
お酒を飲んでキスをした相手と、手を繋いだことはない。
手を繋ぐことは、一時の気の迷いではないのだ。

トゥルーラブ。
高校生の時の英語の先生が言っていた。
イギリス人だかアメリカ人だか忘れたけれど、その先生はいつもトゥルーラブの話をした。
3年間、1ヶ月に1度しか会えない遠距離恋愛をして、そのあとまた3年間、
今度は国を離れて1年に1回しか会えない遠距離恋愛を重ねて、6年越しについに結婚したっていう先生。


先生はいつも言っていた。
あなたたちがトゥルーラブをいつか見つけることを祈っています、って。もちろん、英語で。


  
トゥルーラブ。ねぇ。
ほしい。喉から手が出るほどほしい。
わたしはトゥルーラブがしたいし、トゥルーラブの中にいたい。

はぁ。喉から出た手をしっかりにぎってくれる人がいたらいいのに。
トゥルーラブ。わたしにとっては、手を繋ぎたくなる人が、その相手に違いないのだ。

解っては、いるんだけれど。
いないのだ。まだ。
先生の言った「いつか」は、まだ遠い未来なのかもしれない、な。

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"palladium"

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  • 香水 100ml
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  • 送料込み

"香水って、愛の守護神みたいじゃない?”



ブルガリアの夜明けに、あなただけのために集められた、
ブルガリアローズの薫り。
朝陽の差し込む部屋で、ピュアで高貴な薫りを身にまとう。
それは、世界に愛されていると感じるには、充分すぎるくらい満ち足りていた。


(美しい包装でお届けします。
大切なあの人に、大切な自分に。)

    
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